アイソメ自動作成(AISO)
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【機能】
【コマンド概要】
同一平面にある三面図からアイソメ図を作成します。
板厚を入力すると平面図をスイープした(引伸ばした)アイソメ図が作成できます。
隠線が不足しているなどの理由で、完全な三面図でない場合、アイソメ図に欠落部分が発生しますが、アイソメ図作成(ISO)コマンドを使用すると編集できます。
三面図それぞれの領域を多角形(10点以内)で囲みます。2点で指示したときは、矩形になります。このとき、寸法線や中心線が領域に含まれていても、アイソメ図の作成の対象にはなりません。
作成されたアイソメ図には「AISOMEXX」というグループ名称が付加されます。「XX」は追番です。
アイソメ図の配置点にクラス番号255の点が作成されます。この点は、作成されたアイソメ図の投影ベクトル、スケールの管理のための情報をもっているので、削除しないでください。
コマンドの内部処理で、アクティブリストを使用しているため、コマンドの実行前に登録したアクティブリストはクリアされます。
三面図の円、円弧は、アイソメ図ではスプラインになります。
- 三面図からアイソメ図を作成する
- 平面図と板厚を入力し、アイソメ図を作成する
- 配置後のアイソメ図を編集する
【オペレーション例】
1. 三面図からアイソメ図を作成します。
- 平面図の領域D D(D)#<1><2>C/C
- 正面図の領域または板厚{D D(D),数値}#<3><4>C/C
- 側面図の領域D D(D)#<5><6>C/C
- 配置点<回転角度=30.00>GP#<7>C/C
- ここでは、右側面図を指示しているので、指示した点にアイソメ図の右下が配置されます。C/Cを入力すると確定されます。

2. 平面図と板厚を入力してアイソメ図を作成します
- 平面図の領域D D(D)#<1><2>C/C
- 正面図の領域または板厚{DD(D),数値}#30 C/R
- 配置点<回転角度=30.00>GP#<3>C/C
- C/Cを入力すると確定されます。

3. 配置後のアイソメ図を編集します
- 配置直後の編集には以下のオプションメニューがあります
- [回転角度 30度]回転角度の設定
- [ 初期の視図方向]配置した直後の視線方向に戻す
- [ 回転(X軸)]配置したアイソメ図をX軸を基準に回転
- [ 回転(Y軸)]配置したアイソメ図をY軸を基準に回転
- [ 回転(Z軸)]配置したアイソメ図をZ軸を基準に回転
- [ 線分作成 ]配置したアイソメ図に不足している線分を作成
- [ 線分削除 ]配置したアイソメ図から不要な線分を削除
- 1)配置したアイソメ図を回転します
- オプションメニューの[回転(X軸)]、[回転(Y軸)]、[回転(Z軸)]、[回転角度30度]を使用します。
- 回転の角度は反時計回りを正とします。
- 平面図の領域D D(D)#
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- 配置点<回転角度=30.00>GP#<1>[回転(Z軸)]

- 配置点<回転角度=30.00>GP#[回転角度30度]
- 回転角度 [30.00]*10 C/R
- 配置点<回転角度=10.00>GP#[回転(X軸)]

- 2)アイソメ図を配置した直後の視線方向に戻す
- オプションメニューの[回転(Z軸)]を使用して任意の角度に回転したアイソメ図を、配置した直後の角度に戻します。
- オプションメニューの[初期の視図方向]を使用します。
- 平面図の領域D D(D)#
- ・
- ・
- 配置点<回転角度=10.00>GP#[初期の視図方向]

- 3)配置したアイソメ図の不要な線分を削除します
- オプションメニューの[線分削除]を使用します。
- 平面図の領域D D(D)#
- ・
- ・
- 配置点<回転角度=30.00>GP#[線分削除]
- 削除する線分ID#<1><2><3>C/C

- 4)配置したアイソメ図に不足している線分を作成します
- オプションメニューの[線分作成]を使用します。
- 平面図の領域D D(D)#
- ・
- ・
- 配置点<回転角度=30.00>GP#[線分作成]
- アイソメ図の作成に使用された点が表示されます。これらの点のみが指示の対象となります。
- 線分作成位置ID ID#<1><2>C/C
